店頭でクレジットカードを使うときには店員の動きに注意
店頭でクレジットカードを使うときには、店員の動きに注意しましょう。
店員がクレジットカードの情報を盗む可能性があるからです。
一般的なクレジットカードの不正利用として知られているのは、カードの内容を丸々移す偽造カードが挙げられますが、それだけでなく、カード番号と有効期限を記憶されるだけでも、カードの不正利用をされる可能性があります。
こうしたカード情報を記録するために、カードをスマートフォンなどで撮影、もしくは、カード番号を書き留めるなどを行う店員がいるかもしれません。
このようなことが無いように、店頭でクレジットカードを使う場合は、店員の動きを見ておき、クレジットカードをどのように扱うのか、確認しましょう。
なお、インターネットを通じてもカード番号等の情報を盗み取られる可能性があります。
インターネット関係では、セキュリティソフトをしっかりと導入したり、怪しいサイトでクレジットカード番号等を入力しないなどの対策が重要です。
以下、店頭での店員によるカード情報を盗み見て事件化したニュースを紹介します。
『客のカード情報盗み取って電子マネー購入 容疑の元コンビニ店員逮捕
コンビニエンスストアの客のクレジットカード情報を盗み見て電子マネーを購入したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、電子計算機使用詐欺容疑で、東京都台東区浅草橋、元コンビニ店員、神野大二郎容疑者(29)を逮捕した。同課によると容疑を認めているという。
同課によると、神野容疑者は昨年2~9月、調布市内のコンビニに勤務。会計時に客が目を離した隙に、メモしたりスマートフォンで撮影したりして、クレジットカードの番号や有効期限を入手していた。これまでに少なくとも12人のカード情報で、電子マネーのチャージやブランドバッグの購入に計約120万円を使ったとみられる。
逮捕容疑は昨年9~12月、コンビニ客2人のカード番号を使って、オンラインゲーム会社の電子マネー17万6千円分を、自分と2人の友人のアカウントにチャージしたとしている。』(産経ニュース 2015年5月28日より)