クレジットカードと収入証明書
ここではクレジットカードの契約をする際に必要となる可能性のある収入証明書について取り上げます。
クレジットカードを契約するときに必要となる場合と必要でない場合、また、どういったものが収入証明書になるのかを紹介します。
クレジットカード契約に収入証明書が必要となる条件
クレジットカードを新規に契約する際、または更新時、キャッシング枠を増額希望の際などに、クレジットカード会社は収入証明書を要求することがあります。
まず、どういった時に収入証明書が必要かを、もう少し細かく紹介します。
収入証明書はキャッシング枠を設けるときに必要
クレジットカード契約等の際に収入証明書が必要な場合、主にキャッシング枠を設けるときに必要となります。
キャッシング枠とは、クレジットカードで現金をATMなどから引き下ろすことが出来る限度枠です。
買い物をした際にクレジットカードを店員に渡したりネット通販で情報を打ち込んで購入する際は、キャッシング枠ではなく、ショッピング枠から支払われることになります。
買い物時はショッピング枠、現金引きおろしはキャッシング枠と判断していただけたらと思います。
このキャッシング枠を設けるときに、法律で一定のルールが設けられています。
簡単に説明すると、年収の一定割合を上限としており、そこまでの額であればキャッシング枠を設けて良いことになっています。
その金額を確認するために、収入証明書をクレジットカード会社に送る必要が出てきます。
収入証明書が不要な条件
クレジットカードを申込み等する際に収入証明書が必要となりますが、必要ない条件もあります。主に次の通りです。
キャッシング枠を設定しない
キャッシング枠の設定をしないのであれば、収入の確認も不要となります。
クレジットカードをショッピング枠のみで活用したい場合には、収入証明書を用意する必要はありません。
ただ、キャッシング枠をゼロにすることが出来ないこともあります。
キャッシング枠の額が低い
キャッシング枠の額が低い場合も、収入証明書が不要となります。
キャッシング枠を設定しない、ということが出来ないクレジットカード会社でも、キャッシング枠を低く設定することで、収入証明書の用意をする必要が無くなります。
日々、適切な生活をしている場合はキャッシング枠を多く設定する必要性は薄いため、金額を低く設定してはどうでしょうか。
設定の変更はクレジットカード会社のサイトでできる会社もありますし、電話等で下げてもらうことが出来る会社もあります。
学生や主婦(主夫)の場合
学生や主婦など、収入が無い方はどうなるのか、という心配があるかと思います。
学生はキャッシング枠を多くつけてもらうこと、もしくはまったくつけてもらうことはありませんので、先に挙げたキャッシング枠の額が低い場合のように収入証明書は不要です。
主婦(主夫)の場合も、学生と同じくキャッシング枠が低く、もしくはまったくつけてもらうことができません。このため、収入証明書は不要です。
もし、キャッシング枠を付けてもらう際には、パートナー(配偶者)の収入証明書が必要になります。その際の付与額は、パートナーと合わせて一定額となります。
配偶者貸付に対応しているクレジットカード会社で詳細をご確認ください。
クレジットカード申し込み時に対応できる収入証明書の種類
ここではクレジットカードの申し込み等で利用できる収入証明書の種類を紹介します。
クレジットカード会社によって異なることがありますので、最終的に適応している資料はクレジットカードの申し込み時等に記載されている詳細をご確認ください。
いずれも最新のものを用意する必要があります。
- 源泉徴収票
- 給与支払明細書
- 特別徴収税額通知書
- 課税(所得)証明書
- 確定申告書
会社勤めの方は「給与支払明細書」が毎月もらっているものでもありますので手に入れやすいでしょう。
自営業や法人の役員の人は「確定申告書」を毎年保存しておけば用意がしやすいかと思います。
どれでも結構ですので、手に入れやすいものを用意しましょう。